この記事では、「金持ち喧嘩せず」と「金持ち舟に乗らず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「金持ち喧嘩せず」とは?
自ら危険な目に遭わないようにするため、相手と争わないという意味で使われているのが「金持ち喧嘩せず」【かねもちけんかせず】です。
このような意味から、周囲に妬まれやすい金持ちは安全に過ごせるように問題が起きないよう慎重に生活します。
また、喧嘩になって不利な立場にならないよう普段から落ち着いて行動して、腹を立てないように生きるわけです。
「金持ち舟に乗らず」とは?
嵐や台風になると大きな波にのまれて沈没する危険性がある乗り物は選ばないという意味で使うのが「金持ち舟に乗らず」【かねもちふねにのらず】です。
あえて転覆する危険性がある乗り物を選ぶよりも、お金がある人はもう少し安全な道を選んで人生を歩くという意味があります。
とくに、賢い金持ちこそ怪我したり、病気にならないようリスクを避けるという意味で使う言葉です。
「金持ち喧嘩せず」と「金持ち舟に乗らず」の違い
「金持ち喧嘩せず」と「金持ち舟に乗らず」の違いを、分かりやすく解説します。
お金を持っているだけで周囲に妬まれるので、普段から対人関係で問題が起きないよう慎重に行動することを「金持ち喧嘩せず」といいます。
もう一方の「金持ち舟に乗らず」は転覆しやすい乗り物には乗らないことで事故に巻き込まれないという意味がある言葉です。
このことから、賢い者は最初から危険性があると思えば手を出さず、問題が起こらないようにします。
「金持ち喧嘩せず」の例文
・『金持ち喧嘩せずを胸に些細なことには拘らず、職場の人と向き合う』
・『お金を貯めれば心に余裕が生まれて、金持ち喧嘩せずの仲となる』
「金持ち舟に乗らず」の例文
・『金持ち舟に乗らずと思い、事故が起きそうな場所には行かない』
・『投資の話を持ちかけられても、金持ち舟に乗らずと回避している』
まとめ
「金持ち」を使った言葉ではありますが、「喧嘩せず」と「舟に乗らず」に違いがあります。
言葉の意味を深堀して、どのように使えばうまく現状を回避できるか伝えてみましょう。
