この記事では、「金口木舌」と「オピニオン・リーダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金口木舌」とは?
金口木舌とは、すぐれた言論により人々を指導する人をたとえた言葉です。
金口木舌と書いて「きんこうぼくぜつ」と読みます。
元々は木鐸のことを表していました。
木鐸は古代中国で、法令などを人々に示す時に慣らした大鈴のことです。
鈴の下の切れ込み部分である口は金属製となっており、振り子の部分を表す舌が木製であることを意味しています。
「オピニオン・リーダー」とは?
オピニオン・リーダーとは、集団の意思決定において大きな影響を及ぼす人のことをいいます。
英語のopinion leaderをそのまま日本語読みした言葉になります。
opinion(オピニオン)には、世論や社会的なことに関する意見といった意味があります。
leader(リーダー)には、先導者や指導者先頭に立って皆を引っ張る人という意味があります。
オピニオン・リーダーは、世論を主導する人という意味でよく使われています。
マーケティングの分野では、商品の購買行動や消費をリードするような消費者層を指します。
「金口木舌」と「オピニオン・リーダー」の違い
金口木舌もオピニオン・リーダーも、強い影響力を持っていることは共通しています。
金口木舌は言論によって人々を指導する人をいい、オピニオン・リーダーは集団での意思決定に強い影響を及ぼす人をいいます。
ほとんど同じ意味で用いられる言葉ですが、オピニオン・リーダーの方がよく知られています。
金口木舌はあまり知られていない四字熟語で、日常会話などで用いられることはまずありません。
まとめ
金口木舌はすぐれた言論によって人々を指導する人で、オピニオン・リーダーは集団の意思決定において強い影響力を持つ人です。
ほとんど同じ意味で使われている言葉ですが、オピニオン・リーダーの方がよく知られています。