「長い物には巻かれろ」と「泣く子と自頭には勝てぬ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「長い物には巻かれろ」と「泣く子と自頭には勝てぬ」の違いとは?違い

この記事では、「長い物には巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てぬ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「長い物には巻かれろ」とは?

どうやっても勝ち目がないと思う人には、おとなしく従った方が無難という意味で使われているのが「長い物には巻かれろ」【ながいものにはまかれろ】です。

力がある人には意見しないで、一緒に行動した方が自分にとっても良いと思うなら抵抗しないでおとなしくすれば問題が起きません。

悪い状況に巻き込まれないためにも、妥協も必要という意味があるのです。


「泣く子と地頭には勝てぬ」とは?

一般的な道理が無い者には逆らわず、何も言わずに従う方が賢いという意味がある言葉を「泣く子と地頭には勝てぬ」【なくことじとうにはかてぬ】といいます。

言葉の由来は、平安時代にいた地頭という荘園を所有していた権力者は力を誇示しては人々を支配していました。

そのため、どのように道理を持って付き合っても無理があるので、おとなしく従っておきましょうという意味になります。


「長い物には巻かれろ」と「泣く子と地頭には勝てぬ」の違い

「長い物には巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てぬ」の違いを、分かりやすく解説します。

立場的にも勝てないと思う相手には逆らわず、黙って話を聞いた方がいいと思う状況を「長い物には巻かれろ」といいます。

逆らわず、相手の思うようにした方が良い関係を保てたり、可愛がられるのです。

もう一方の「泣く子と地頭には勝てぬ」は、権力を誇示するような者に道理は通じないので、黙って逆らわずに話を聞いたり、行動する方がいいと思う気持ちを表します。

「長い物には巻かれろ」の例文

・『長い物には巻かれろを頭において司と付き合っている』
・『試合に出るため長い物には巻かれろと素直に指示を受け入れた』

「泣く子と地頭には勝てぬ」の例文

・『勝手に物事を決める社長には泣く子と地頭には勝てぬ』
・『見下す店長に反感を持つが、泣く子と地頭には勝てぬで従った』

まとめ

少し意味が似ていることわざを2つ取り上げましたが、どのような場面で使えばよりうまく言葉を使えるようになるか目を向けてみましょう。

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