「心肺停止」と「意識不明の重体」の違いとは?分かりやすく解釈

「心肺停止」と「意識不明の重体」の違いとは?違い

この記事では、「心肺停止」「意識不明の重体」の違いを分かりやすく説明していきます。

「心肺停止」とは?

心臓と肺の機能が止まっていることという意味です。

「心肺」には、心臓と肺という意味があります。

「停止」は動いていたものが止まることです。

生命ある人間ならば、心臓も肺も常に働いています。

しかし、何らかの理由で止まってしまうことがあります。

その止まった状態を意味する言葉です。

人間は酸素を取り込み、酸素を取り込んだ血液を心臓が全身に送ることで、生命を維持しています。

心臓も肺も止まったら死ではないかと思うことでしょう。

しかし、死についてきちんとした定義はなく、心臓と肺の働きが止まったら即死亡とはいいきれません。

呼吸、脈拍、瞳孔反射機能の状態を医師が確認をし、死なのかを判断します。


「意識不明の重体」とは?

意識を失った生命の危機にある状態という意味です。

「意識不明」は意識を失った状態をいいます。

「重体」は病気や怪我などの程度がはなはだしく、命にかかわる状態のことです。

たとえば、交通事故にあって脳に大きな損傷を受けた、大量に出血をした、高層階から転落したなどによって、この状態になることがあります。

病気や怪我を負っている本人の意識はありません。

命が危険な状態なので、すぐにでも処置が必要です。

名前を呼んで反応がある場合は意識があるので、病気や怪我の状態がひどくても、この言葉が意味するものではありません。


「心肺停止」と「意識不明の重体」の違い

「心肺停止」「意識不明の重体」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらの命に危険がある状態です。

前者の場合は、心臓と肺が停止しているという意味です。

後者の場合は、病気や怪我の状態がひどく、意識がなく、命が危険にさらされている状態をいいます。

心臓や肺が止まっているという意味で使うものではありません。

まとめ

2つの言葉は、命にかかわる状態を指していますが、それぞれの意味は異なります。

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