「苦心惨憺」と「悪戦苦闘」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「苦心惨憺」と「悪戦苦闘」の違いとは?違い

この記事では、「苦心惨憺」「悪戦苦闘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「苦心惨憺」とは?

「苦心惨憺」「くしんさんたん」と読みます。

意味は、心を砕いて苦労を重ね工夫を凝らすことです。

「苦心惨憺」「苦心」には、物事を成し遂げるために色々と考えたり試したりして苦労するといった意味があります。

また、「惨憺」には、心を砕き思い悩むさまといった意味があります。

簡単に言えば「苦心惨憺」は、非常に苦労することを意味する言葉になります。

他の言葉で言い換えると、「血のにじむような思い」「苦労に苦労を重ねて」「骨折り」などになります。


「悪戦苦闘」とは?

「悪戦苦闘」「あくせんくとう」と読みます。

意味は、強敵に対して非常に苦しい戦いをすること、困難な状況の中、苦しみながらも努力することです。

「悪戦苦闘」「悪戦」には、不利で苦しい戦いといった意味があります。

また、「苦闘」には、苦しみに耐えながら戦うといった意味があります。

簡単に言えば「苦労」「四苦八苦する」「苦戦を強いられる」などになります。


「苦心惨憺」と「悪戦苦闘」の違い

「苦心惨憺」「悪戦苦闘」の違いを、分かりやすく解説します。

「苦心惨憺」は、心を砕いて苦労を重ね工夫を凝らすこと。

「悪戦苦闘」は、強敵に対して非常に苦しい戦いをすることを意味します。

この2つの言葉には「戦う」といった意味で大きな違いがあります。

「悪戦苦闘」は戦うことを意味する一方、「苦心惨憺」には戦うといった意味はありません。

単に苦労し工夫を凝らすことのみを意味する言葉になります。

「苦心惨憺」の例文

・『この日のために、私は苦心惨憺と徹夜までして準備を行いました』
・『長い月日をかけ苦心惨憺と作り上げた作品に自信を持ちたい』

「悪戦苦闘」の例文

・『双子の育児は毎日が悪戦苦闘でした』
・『子どもの反抗、親の介護と悪戦苦闘の日々が数年続きました』

まとめ

以上のように「苦心惨憺」「悪戦苦闘」の違いは同じ苦労を重ねることでも、その中に「戦う」意味が含まれているか、いないか、といった違いになります。

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