この記事では、「抑える」と「防ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「抑える」とは?
「抑える」は「おさえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「これ以上・以下になると好ましくないと思われることを、ある水準から上がったり、下がったりしない様にすること」という意味です。
2つ目は、「スポーツで、相手の強い勢いをとどめること」という意味です。
3つ目は「感情・欲望などがたかぶるのを制すること」という意味です。
「抑える」の言葉の使い方
「抑える」は動詞として「抑える・抑えた」と使われたり、名詞形として「抑えがきく」などと使われたり、副詞として「抑えてとどめる」などと使われます。
同じ読み方をする言葉に「押さえる」があり、「抑える」と同じ使われ方をすることもありますが、基本的に「押さえる」は「実際に力を加えて動かないようにする」という意味で使われることが多く、「抑える」は「現在起きている勢いや変化を食い止めること」という意味で使われることが多くなります。
「防ぐ」とは?
「防ぐ」は「ふせぐ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「敵に侵害されないようにとどめること」という意味です。
2つ目は、「このましくないものを、さえぎって中へ入れないようにすること」という意味です。
3つ目は「好ましくない事態が生じないようにする」という意味です。
「防ぐ」の言葉の使い方
「防ぐ」は動詞として「防ぐ・防いだ」と使われり、副詞として「防いで守る」などと使われたりします。
「防」は常用外で「まも(る)」とも読み、「さえぎって止める」という意味があります。
基本的に、「好ましくないことにならない様に、さえぎって食い止めること」に使われます。
「抑える」と「防ぐ」の違い
「抑える」は「現在起きている勢いや変化を食い止めること」です。
「防ぐ」は「好ましくないことにならない様に、さえぎって食い止めること」です。
まとめ
今回は「抑える」と「防ぐ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。