この記事では、「二世帯」と「同居」の違いを分かりやすく説明していきます。
「二世帯」とは?
「二世帯」は「にせたい」と読みます。
意味は「親と子の2つ家庭が、1つの家の中で別々に暮らすこと」です。
家の間取りにより、全ての居住空間が2つに分かれていることもあれば、キッチンや風呂・トイレなどは共有する場合もあります。
両親が高齢化した時に面倒を見やすいことや、経済的な負担が軽くなるなどのメリットがある半面、使い勝手が悪い、義両親との関係が難しいなどの面もあります。
「二世帯」の言葉の使い方
「二世帯」は「二世帯住宅」を省略した語で、名詞として「二世帯にする・した」などと使われます。
「二」は「2つの」という意味、「世帯」は「住居および生計を同じくする者の集まり」という意味、「二世帯」で「1つの住居に、2つの異なる生計で暮す者同士が住むこと」になります。
基本的に、生計が独立していることから「別居」と見なされます。
「同居」とは?
「同居」は「どうきょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生計を同じくする家族が、一つの家で一緒に生活すること」という意味です。
2つ目は「家族以外の人が、同じ家に住むこと」という意味です。
3つ目は、「比喩的に、本来あるはずのないものが、そこにあること」という意味です。
「同居」の言葉の使い方
「同居」は名詞として「同居する・した」「同居人」などと使われます。
「同」は「おな(じ)」とも読み「ともにする」「いっしょに」という意味、「居」は「い(る)」とも読み「腰を落ち着けて住む」「住むところ」という意味、「同居」で「一緒に長期間住むこと」になります。
基本的に、生計を共にしている者同士のこともあれば、全く別の者が住むこともあります。
「二世帯」と「同居」の違い
「二世帯」は「1つの住居に、2つの異なる生計で暮す者同士が住むこと、別居扱い」です。
「同居」は「一緒に長期間住むこと、生計が違うこともある」です。
「二世帯」の例文
「二世帯」の例文は以下の通りです。
・『二世帯住宅にリフォームする』
・『二世帯だがキッチンは共有している』
「同居」の例文
「同居」の例文は以下の通りです。
・『義両親と同居する』
・『我が家には親戚の同居人がいる』
まとめ
今回は「二世帯」と「同居」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。