「内見」と「内覧」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「内見」と「内覧」の違いとは?違い

「内見」「内覧」はどちらも不動産物件を見ることを意味する言葉ですが、どのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「内見」「内覧」の違いを解説します。

「内見」とは?

「内見」とは、「賃貸物件の内部を見学すること」を意味する言葉です。


「内見」の使い方

賃貸物件は借りる前に現地に訪れ室内の様子を確認してから借りるかどうか判断します。

賃貸契約を結ぶ前に室内の様子を自分の目で見て確かめることを「内見」といいます。


「内覧」とは?

「内覧」とは、「建物の内部を見学すること」を意味する言葉です。

「内覧」の使い方

まだ実際には利用されていない建物の内部を見学する行為を指します。

「内覧」「覧」「観覧」「展覧」など「披露する」「ご覧に入れる」という意味があります。

所有者や売買を仲介する不動産業者が見学希望者に対し機会を設けて建物を開放し見学させる、というニュアンスを含む表現です。

「内見」と「内覧」の違い

「内見」「内覧」の違いは「対象物件」です。

どちらも現地に足を運んでの物件見学を表し基本的には同じ意味ですが「内見」は賃貸物件が対象で「内覧」は売買する物件や公共の建物が対象、という違いで区別されます。

「内見」はより良い物件を見つけるためのチェック作業です。

「内覧」はすでに買い手や活用方法が定まっている物件に対して行われるもので、見学希望者に対して内部を公開するお披露目に当たります。

どちらも建物を見て回る行為そのものは同じですがより良い物件を探す実用目的なのが「内見」で、内部の様子や状態を見せることそのものを目的に行われるのが「内覧」です。

「内見」の例文

・『アパートを内見する』
・『1日で3件内見したがいい物件は見つからなかった』

「内覧」の例文

・『完成前の自宅を内覧する』
・『新しい市庁舎の内覧に招待された』

まとめ

「内見」「内覧」は物件の種類で区別されます。

物件内部を見学する目的にも違いがあるので正しく理解しておきましょう。

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