「民営」と「公営」の違いとは?分かりやすく解釈

「民営」と「公営」の違いとは?違い

この記事では、「民営」「公営」の違いを分かりやすく説明していきます。

「民営」とは?

「みんえい」と読み、民間で経営することをいいます。

また、民間で経営している事業や企業を指すこともあります。

対義語は、官営です。


「民営」の使い方

民間で経営している企業や、事業に対して使います。

「民営の鉄道」などです。

また、国家や地方公共団体が経営していた企業などを一般民間企業に改めることを「民営化」といい、よく使われています。


「公営」とは?

「こうえい」と読み、公の機関が経営することをいいます。

特に、地方公共団体が経営や設置、管理することを指すことが多くなります。

公営は、地方公共団体などが出資して運営しているものをいうので、利益よりも市民の利便性などを重視していることが多くなります。

類語に国営や官営があります。

対義語は、私営です。

「公営」の使い方

「公営のスポーツジム」などと、使います。

また、「公営団地」「公営放送」など、組み合わせて使うこともあります。

「民営」と「公営」の違い

「民」が経営するのか、「公」が経営するのかという違いがあります。

「民」とは、公の機関に属さないこと、一般の人々という意味があります。

それに対し、「公営」は公の機関、特に地方公共団体を指します。

「民営」の例文

・『彼は、学校を卒業してから、民営工場に雇われて懸命に働きました』
・『郵政民営化後、郵便局のサービスも変化しました』
・『自分が亡くなったら、埋葬してほしい民営墓地があります』

「公営」の例文

・『公営住宅に入りたかったのですが、入居者資格を満たしていないので、入れませんでした』
・『妻が働いているので、子どもが小学生になったら、公営学童クラブに入会させようと思っています』
・『ギャンブルをしたことがないのですが、公営競技のなかでは、何がお勧めですか』

まとめ

「民営」は、民間が経営することをいい、「公営」は公の機関、特に地方公共団体が経営することをいいます。

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