この記事では、「無罪」と「冤罪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無罪」とは?
「無罪」は「むざい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「法律に違反する行為をしていないこと」という意味です。
2つ目は「悪いことをしていないこと」という意味です。
3つ目は「法律用語で、被告人が犯罪をおかしたという証明がされないこと」という意味です。
「無罪」の言葉の使い方
「無罪」は名詞・形容動詞として「無罪だ・である」「無罪放免」などと使われます。
「無」は「な(い)」とも読み「存在しない」「~がない」という意味、「罪」は「つみ」とも読み「法律に反する行い」「道徳的に悪い行い」という意味、「無罪」で「法律的・道徳的に悪い行為をしていないこと」「裁判で罪が認められないこと」になります。
「冤罪」とは?
「冤罪」は「えんざい」と読みます。
意味は「悪いことをしていないのに、したとして罰せられること」です。
本人は最初から法律的・道徳的に悪いことをしていないのに、誰かの身代わりにされたり、裁判で有罪になったりして、罰を受けることを表します。
「冤罪」の言葉の使い方
「冤罪」は名詞・形容動詞として「冤罪だ・である」「冤罪を晴らす」などと使われます。
「冤」は「無実の罪を受ける」という意味、「罪」は「法律に反する行い」「道徳的に悪い行い」という意味、「冤罪」で「法律的・道徳的に悪い行為をしていないのにしたことにされること」になります。
「無罪」と「冤罪」の違い
「無罪」は「法律的・道徳的に悪い行為をしていないこと」「裁判で罪が認められないこと」です。
「冤罪」は「法律的・道徳的に悪い行為をしていないのにしたことにされること」です。
「無罪」の例文
「無罪」の例文は以下の通りです。
・『長年の裁判の末無罪判決が出る』
・『彼女は最初から無罪を主張している』
・『浮気に関して私は無罪だ』
「冤罪」の例文
「冤罪」の例文は以下の通りです。
・『被告人の冤罪が認められる』
・『痴漢の容疑をかけられたが冤罪だ』
・『絶対に真犯人を見つけて冤罪を晴らす』
まとめ
今回は「無罪」と「冤罪」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。