「ちゃんこ鍋」と「もつ鍋」はどちらも人気の定番鍋料理ですが、具体的にどのような料理で何が違うのでしょうか。
今回は、「ちゃんこ鍋」と「もつ鍋」の違いを解説します。
「ちゃんこ鍋」とは?
「ちゃんこ鍋」とは、「力士が食べる雑多な具材をさまざまな味付けで煮た鍋」です。
「ちゃんこ鍋」の使い方
「ちゃんこ鍋」の「ちゃんこ」とは相撲業界で使われる専門用語で「食事」を意味します。
力士は体重を増やすために普通の人の何倍も食べますが、力士が食べる食事を指す言葉が「ちゃんこ」です。
力士は昔から栄養バランスが良く手軽に準備できて味付けもバリエーションがある鍋料理を常食にしています。
各部屋にそれぞれオリジナルのレシピがある鍋料理のことを力士が食べる鍋料理であることから「ちゃんこ鍋」と呼んでいます。
具材や作り方に特に決まりはなく本来は力士が食べる鍋料理の全てが「ちゃんこ鍋」ですが、一般的には鶏ガラスープをダシに使う鍋が「ちゃんこ鍋」です。
「もつ鍋」とは?
「もつ鍋」とは、「内臓肉を使った鍋料理」のことです。
「もつ鍋」の使い方
動物の内臓肉のことを「もつ」といいます。
「もつ鍋」は具材にもつを使った鍋料理を指します。
クセが強いもつに負けないようにんにくや醤油を聞かせた濃いめのスープにニラやキャベツなどの野菜ともつを入れしっかり火が通るまで煮立たせると完成です。
「ちゃんこ鍋」と「もつ鍋」の違い
「ちゃんこ鍋」と「もつ鍋」の違いは「具材」です。
「ちゃんこ鍋」は肉や魚、野菜などさまざまな具材を鶏ガラでとったスープで煮る鍋なのに対し「もつ鍋」は動物の内臓肉が必須の具材です。
味付けも「ちゃんこ鍋」は素材の味を生かしたスッキリした味付けで「もつ鍋」は臭みを消すために強い濃いめの味付けで作る、という違いがあります。
まとめ
「ちゃんこ鍋」と「もつ鍋」は同じ鍋料理でも全くの別物です。
それぞれ特徴的なおいしさを持つ鍋料理なので好みに合わせて食べましょう。