物事の中心となる部分を表す言葉には「中核」や「枢軸」があります。
この記事では、「中核」と「枢軸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中核」とは?
「中核」とは物事の中心や核となる部分を表す言葉です。
「中核」はとても重要な部分や主導となるものを表す時にも使います。
「中核市」とは政府が指定した人口30万人以上の市を示す言葉であり、様々な計画や事務を独自に行うことが可能です。
「中核派」とは日本における新左翼の二大党派の1つを表す言葉であり、マルクス主義を信奉していたことで有名です。
「中核」の類義語には「中枢」がありますが、こちらは中心となる場所や「中枢神経」などに使います。
「枢軸」とは?
「枢軸」は「すうじく」と読む言葉であり、物事の重要な部分を示す時に使います。
この言葉に使われている「枢」は開き戸の回転軸や物事の中心を表す意味の言葉であり、訓読みには「かなめ」があります。
「枢軸国」とは第二次世界大戦で連合国と戦った諸国を表す言葉です。
この「枢軸国」は日本やドイツ、イタリアの日独伊三国同盟が中心となったことで知られています。
「中核」と「枢軸」の違い
この2つはどちらも物事の中心となる部分や重要なことを表す言葉です。
「中核」は「枢軸」よりも一般的に使われる言葉であり、「枢軸」は「枢軸国」という使い方が有名です。
「中核」の例文
・『物事の中核となる部分をしっかりと見抜く力が必要とされています』
・『犯罪組織の中核となっていた暴力団に家宅捜索が行われることになりました』
「枢軸」の例文
・『第二次世界大戦における枢軸国の動きについての記述テストが出ましたが、かなり簡単でした』
・『その計画の枢軸となる人物は私の幼馴染であり、彼ならばきっと成功に導いてくれます』
まとめ
「中核」や「枢軸」は物事の中心となる部分や重要なところを表す言葉です。
一般的な会話では中心や「中核」の方がよく使われています。