この記事では、「並ぶ」と「連なる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「並ぶ」とは?
商品を購入するため店に来た客が多いとき、行列に連なる行動を「並ぶ」【ならぶ】といいます。
使い方としては、「行列に並ぶ子供たち」といって、いかに行儀よく規律を守って商品を手にする状況であるか伝えるのです。
また、「2人の生徒の成績が並ぶ」といえば、同等のレベルを持つ人が横に並んだ様子を伝えられます。
この他にも「同じ形状の家が並ぶ住宅街」というと同じ敷地、高さといったものが同じ家を指す言葉です。
「連なる」とは?
色々なものが一列に隙間なく繋がっている状態を「連なる」【つらなる】といいます。
このようなところから、標高が高い山々が「連なる山脈」と美しい光景を指す言葉として使うわけです。
また、「フィリピンは島々が連なる国だ」というように、大中小と大きさは違えど、同じ島がつながって1つの国として存在します。
このように、島や峰々といった自然から出来た美しい光景を伝える言葉になるのです。
「並ぶ」と「連なる」の違い
ここでは「並ぶ」と「連なる」の違いを、分かりやすく解説します。
人間が行列に行儀よく列を成すことを「並ぶ」といいます。
順番ごと列に並び、早く並んだ人から商品が買えるのです。
他には「きれいに商品が並ぶ」といって、見た目を重視して並べて消費者の購買意欲を高めると共に、見やすさを取り入れるのです。
もう一方の「連なる」は二輪自動車が一列に並び、信号を待つ状況を表せる言葉になります。
ここから客が商品を買うため整理券を持って列に「並ぶ」といった使い方をするわけです。
「並ぶ」の例文
・『ここは遠方から訪れる旅人をもてなす旅館が並ぶ』
・『塾の講師に採点してもらうため、生徒は列に並ぶ』
「連なる」の例文
・『派手な衣装を着た女性が連なる南米のパレードは刺激的だ』
・『長野県に連なる峰々の美しい姿を楽しむため、旅館に泊まる』
まとめ
商品を買うため列に順序よく立つという状態では「並ぶ」と使い、隙間なく連なった状況を例えるときは「連なる」を使うといいでしょう。