この記事では、「出生率」と「合計特殊出生率」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出生率」とは?
出生率は、しゅっしょうりつと読むのが一般的な言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を見れば一目瞭然な事でしょうが、生まれるという意味を持っている出生の漢字に、物事の程度を表す割合等の意味を持っている率の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から出生率は、一定期間における出生数の人口に対する割合を示すのです。
より具体的に説明するとその年の、人口1000人あたりの出生数を表現する言葉となっています。
「合計特殊出生率」とは?
合計特殊出生率は、ごうけいとくしゅしゅっしょうりつと読むのが正解な言葉です。
そんな合計特殊出生率は、一人の女性が一生の間に平均して産むであろう子供の数を表します。
より詳細に解説すると、15歳から49歳の女性の年齢別出生率を合計した指標に対して、この合計特殊出生率の言葉が使われているのです。
「出生率」と「合計特殊出生率」の違い
出生率と合計特殊出生率の漢字表記の比較を行ってみると、合計特殊の漢字が付くか付かないかという違いがある事に気付けます。
所が出生率という言葉は共通しており、どちらも女性の出産に関連した意味を所有する言葉同士です。
とはいえ出生率は、基本的に人口1000人あたりの、1年間の出生児数の割合を示します。
もう一方の合計特殊出生率は、1人の女性が平均して、一生の間に何人の子供を出産するかを表すのです。
まとめ
2つの言葉は、合計特殊という漢字が付くか付かないかという違いがあります。
逆に言えば出生率の漢字は共通しており、どちらも女性の出産に関する意味合いがあるのです。
ただし指し示す意味には相違点があり、出生率は人口1000人あたりにおける、1年間の出生児数の割合という意味で用いられる言葉となっています。
対する合計特殊出生率は、1人の女性が生涯で平均して何人の子供を産むかを表す言葉です。
