予想や思っていることが当たることを示す言葉には「案の定」や「やっぱり」があります。
この記事では、「案の定」と「やっぱり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「案の定」とは?
「案の定」とは予想通りに物事が進むことを示す言葉であり、予想と結果が変わらないことを示す時に使います。
「案の定」はよい結果と悪い結果の両方に使うことが可能であり、色々な場面で使われています。
「案の定」の類義語には「果たして」や「果然」があります。
「やっぱり」とは?
「やっぱり」は「やはり」の砕けた表現であり、こちらも予想や期待通りであることを示す言葉です。
「やっぱり」はこれ以外にも前の状態と変わらないことや、他のものと比較しても違わないことを示す時に使います。
「やっぱり」はかなりカジュアルな言葉であり、目上の人や文章の場合は「やはり」を使う方がいいでしょう。
「やはり」は漢字で「矢張り」と書くことも可能ですが、一般的な会話や文章ではひらがなの「やはり」を使います。
「案の定」と「やっぱり」の違い
この2つはどちらも予想や思っていることが当たることを示す時に使う言葉です。
「案の定」は予想と結果が変わらないことを示す時に使うことが可能であり、「やっぱり」は人の気持ちや行動が前の状態と変わらない時や違わないことを示す時に使います。
「案の定」の例文
・『暗くなってから捜索が始まったが、案の定本日は見つからずに終わりました』
・『試験の内容ですが案の定今年の時事問題が出たので、かなり難しかったです』
「やっぱり」の例文
・『彼はやっぱり来てくれたので、本当に助かりました』
・『やっぱりリーダーは彼女じゃないと務まらないと思います』
まとめ
「案の定」や「やっぱり」は予想通りなことや変化がないことを示す時に使う言葉です。
どちらも色々な場面で使うことが可能ですが、「やっぱり」はカジュアルな言葉なので目上の人や文章で使う際には「やはり」を使います。