この記事では、「合致」と「マッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「合致」とは?
ぴったり合うこと、複数のものがぴったり一つになること、食い違いがなく同じであることを「合致」と言います。
言い換えると「合意」や「調和」「取り決め」「納得」「同感」「適合」などになります。
様々な場面で用いられる「合致」。
例えば、互いの条件に食い違いがない場合、「条件が合致する」と表現します。
反対に食い違いが生じた場合は、「条件が合致しない」となります。
「マッチ」とは?
「マッチ」の英語表記は“match”。
意味は2つあり、1つ目は試合や勝負、競技です。
日本でも「タイトルマッチ」や「マッチプレー」「リターンマッチ」などといった言葉で用いられます。
2つ目は調和がとれることです。
調和とは全体がほどよくつり合い矛盾や衝突などなくまとまっていることを意味します。
加えて、適合することといった意味もあり、ある条件や事情にぴったり当てはまることも意味します。
言い換えると「釣り合う」や「調和」「フィット」などになります。
「合致」と「マッチ」の違い
「合致」と「マッチ」の違いを、分かりやすく解説します。
似たような意味を持つ言葉ですが、実際にはそれぞれ異なる意味を持ちます。
「合致」は複数のものがぴったり一つになること、食い違いがなく同じであることを意味します。
一方、「マッチ」は全体がほどよくつり合い矛盾や衝突などなくまとまっていること、ある条件や事情にぴったり当てはまることを意味します。
そのため、「マッチ」の場合は「合致」のように、完全にぴったり一つになる必要はありません。
ほどよく釣り合っている状態でも「マッチ」を使用することができます。
「合致」の例文
・『妻と僕との意見が珍しく合致した』
・『私の要求と部下の能力が合致せずに困っています』
「マッチ」の例文
・『私の理想とマッチした男性に出会うことができた』
・『私が作る料理とマッチするお酒を探しています』
まとめ
「合致」と「マッチ」は、以上のように意味の内容が少し異なるものとなります。