この記事では、「留意点」と「問題点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「留意点」とは?
「留意点」は「りゅういてん」と読みます。
意味は、「あるものごとの中で、常に気を置くべき部分のこと」です。
頭の隅に入れておき、常に思い返して行動するべき事柄を表します。
「留意点」の言葉の使い方
「留意点」は名詞として「留意点がある」「留意点を説明する」などと使われます。
「留」は「と(める)」とも読み「その場所にとめておく」「その位置から動かない」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」「考え」「言葉やものごとに含まれる内容」という意味、「点」は「小さなしるし」から転じて「特定の位置や個所」という意味、「留意点」で「常に心をとめておくべき特定の位置や箇所」になります。
類語の「注意」が「警戒すること」であるのに対して、「留意」は「心をとめておくこと」になります。
「問題点」とは?
「問題点」は「もんだいてん」と読みます。
意味は「何らかの好ましくない影響がある、または考えられるとして、解決するべき部分のこと」です。
ものごとを進める上で、支障をきたすと思われること、または実際に支障をきたしていることを表します。
「問題点」の言葉の使い方
「問題点」は名詞として「問題点を指摘する」「問題点が多い」などと使われます。
「問」は「と(う)」とも読み「といただす」「尋ねる」という意味、「題」は「書物や作品の内容を表す名」「解答を求める問い」という意味、「点」は「特定の位置や個所」という意味、「問題点」で「解答を求めてといただすべき特定の位置や箇所」になります。
「留意点」と「問題点」の違い
「留意点」は「常に心をとめておくべき特定の位置や箇所」です。
「問題点」は「解答を求めてといただすべき特定の位置や箇所」です。
まとめ
今回は「留意点」と「問題点」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
