「知己」と「知音」の違いとは?分かりやすく解釈

「知己」と「知音」の違いとは?違い

「知己」「知音」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「知己」「知音」の違いを分かりやすく説明していきます。

「知己」とは?

「知己」の読み方は「ちき」です。

意味は、自分のことをよく理解してくれる人を指します。

簡単に言えば、「親友」「知人」「知り合い」と同じですが、単なる知人を指す言葉ではありません。

あくまでも、自分のことをよく理解してくれている人、知ってくれている人に対してのみ用いられる言葉です。

そのため、「幼馴染」「昔馴染み」「旧友」「旧知」 に近い言葉となります。


「知己」の使い方

「知己」は、「知己を得る」「知己を頼る」「知己のような間柄」「かけがえのない知己」などといった形で用いられます。


「知音」とは?

「知音」の読み方は「ちいん」です。

意味は、お互いによく心を分かり合った友となり、簡単に言えば、「親友」「知人」「知り合い」と同じですが、単なる知人を指す言葉ではありません。

あくまでも、お互いによく心を分かり合った友に対してのみ用いられる言葉です。

また、「知音」には、恋人になることといった意味もあり、友人だけでなく恋人も意味します。

「知音」の使い方

「知音」は、「十年来の知音」「知音を頼る」「親類知音」「大切な知音」などといった形で用いられます。

「知己」と「知音」の違い

「知己」「知音」のどちらも意味は、自分のことをよく理解してくれている人、分かり合える友となります。

ただし、「知音」には、友のほかに恋人といった意味があり、その点において大きな違いがあります。

「知己」の例文

・『知己を頼り上京する』

・『私は、この場所でかけがえのない知己と出会うことができました』

・『彼女とは10年以上かけ知己となることができました』

・『彼は、この世に二人としていない私の大切な知己です』

「知音」の例文

・『上京した際、懐かしい知音を訪ねました』

・『私の女房は、まさに知音女房です』

・『知音の意見を尊重する』

・『知音のお世話になることに決めた』

まとめ

以上のように、「知音」のみ恋人を指す意味を持つといった違いがあります。

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