「枕を高くして寝る」と「安眠」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「枕を高くして寝る」と「安眠」の違いとは?違い

この記事では、「枕を高くして寝る」「安眠」の違いを分かりやすく説明していきます。

「枕を高くして寝る」とは?

枕高くして寝るとは、何も気にかかることがなく安心してゆっくり眠ることをいいます。

心配事がないという意味のことわざです。

元々、中国で使われていた言葉で、中国の歴史書である史記や戦後策といった書物にも登場しています。

張儀という人物が魏という国の王に、秦と同盟を結べば周辺の国々から脅かされることがなくなり枕を高くして眠れるだろうといった話が有名です。


「安眠」とは?

安眠とは安らかな眠りのことをいい、熟睡できる状態のことを表しています。

睡眠には脳を休息させ疲れを取り除いたり、傷ついた細胞を修復したり再生させたりする働きがあるとされます。

人は安眠できていると起きた時に頭がすっきりし、昼間に眠くならずに活動的に過ごすことができます。

その反対に安眠できていないと、夜になかなか寝付けなかったり夜中に何度も目を覚ましてしまったりします。

また、日中に眠くなったり、疲れていると感じることもあります。


「枕を高くして寝る」と「安眠」の違い

枕を高くして寝るも安眠もぐっすりと安らかに眠れることをいいます。

ただし、枕を高くして寝るは心配事がないという意味で使われることが多いです。

それに対して安眠は、熟睡できるという意味で用いられます。

「枕を高くして寝る」の例文

・『ようやく懸念していた問題が解決し枕を高くして寝ることができる』
・『ライバルがいなくなったから君も枕を高くして寝られるだろう』

「安眠」の例文

・『寝る前はコーヒーではなくホットミルクを飲むと安眠できる』
・『夜中に騒いでいる連中がいたので安眠を妨害されてしまった』

まとめ

枕を高くして寝るも安眠もぐっすり眠ることをいいますが、枕を高くして寝るは心配事が無いという意味で使われることが多いです。

安眠は熟睡できるという意味で使われています。

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