この記事では、「明言」【めいげん】と「断言」【だんげん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「明言」とは?意味
下手に言葉を濁さず、相手に自分なりの考えをはっきり伝えることを「明言」【めいげん】といいます。
言葉を誤魔化すことなく、自分がこうだと思ったことを分かりやすく伝えて、相手に「すばらしい」と感じさせて受け入れてもらえるように考えて伝えるわけです。
また、相手のことを思ったときは「君には無理だ」と「明言」してあきらめさせることで時間とお金を無駄にしないようしっかり納得させるときにも使われています。
「断言」とは?意味
自分で確信を持って言葉を放つという意味で使われているのが「断言」【だんげん】です。
迷いもなく、自分の判断は正しいと思うとき、「絶対にこうなる」とこれから起きることを前もって伝えて、相手を説得させるといった状況のとき使われています。
本当かどうか半信半疑で言うことを受け入れない人に対して、きっぱりと言葉を伝えてその気持ちを変えさせたいと思うとき「断言」すれば、しっかり言うことを受け入れるでしょう。
それだけ「断言」するということは、相手の心にしっかり響く言葉になるのです。
「明言」と「断言」の違い
「明言」と「断言」の違いを、分かりやすく解説します。
相手の立場を考えたうえで言葉を伝えれば、相手の心に響くものとなるのが「明言」になります。
言葉を濁さずに、ありのまま伝えることで相手を納得させられて、考えを変えさせたり、行動を見直すようになるでしょう。
もう一方の「断言」は、絶対に自分は間違っていないと思ったとき、「こうなる」と相手に強い気持ちを持って伝えることでその言葉を信じると受け入れて同じ考えを持ち、一緒に行動するようになるという違いがあります。
「明言」の例文
・『会場に集まった人の前で、私はこれからも活動を続けると明言した』
・『大手の面接を受けたが、面接官に容姿が相応しくないと明言された』
「断言」の例文
・『この3ヶ月以内に、留学するため50万円を貯めると断言する』
・『部活の先輩からいくら練習しても、試合には出られないと断言された』
まとめ
どちらも人に対してしっかり自分の思ったことを言葉にして伝えるときに使われている言葉です。
「明言」は相手を共感させるときに使うか、「断言」は相手を説得するときに使えば、しっかり納得してもらえる言葉になると覚えておくといいでしょう。