この記事では、「天敵」と「宿敵」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天敵」とは?
「天敵」は「てんてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある生物に対し、寄生や捕食などをして、生存や増殖をはばむ他の生物のこと」という意味です。
2つ目は転じて「絶対的に苦手とする相手」という意味です。
「天敵」の言葉の使い方
「天敵」は名詞・形容動詞として「天敵だ・である」「天敵となる」などと使われます。
「天」は「大空」から転じて「自然界」「自然に備わったこと」「めぐりあわせ」「生まれつき」という意味、「敵」は「勝負や争いの相手」という意味、「天敵」で「自然界でのかたきとなる生物」「生まれつき苦手とする勝負や争いの相手」になります。
「宿敵」とは?
「宿敵」は「しゅくてき」と読みます。
意味は「かねてからの勝負や争いの相手のこと」です。
何年間も続いている争いの相手のことを表します。
「宿敵」の言葉の使い方
「宿敵」は名詞として「宿敵を破る」「宿敵〇〇」などと使われます。
「宿」は「やど」とも読み「一時的に寝泊まりする所」「留まる」から転じて「以前からの」「長く持ち続けている」という意味、「敵」は「勝負や争いの相手」という意味、「宿敵」で「以前から長く続いている勝負や争いの相手」になります。
「天敵」と「宿敵」の違い
「天敵」は「自然界でのかたきとなる生物」「生まれつき苦手とする勝負や争いの相手」です。
「宿敵」は「以前から長く続いている勝負や争いの相手」です。
「天敵」の例文
「天敵」の例文は以下の通りです。
・『ハブの天敵はマングースだ』
・『天敵がいなくなり生態系バランスが崩れる』
・『上司にとってお局様は天敵だ』
「宿敵」の例文
「宿敵」の例文は以下の通りです。
・『長年の宿敵に勝利する』
・『宿敵がいるお陰でやる気が湧く』
・『営業部の宿敵同士がプレゼンで対決する』
まとめ
今回は「天敵」と「宿敵」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。