綺麗なピンク色の鉱石として人気のものには「ロードクロサイト」や「インカローズ」があります。
この記事では、「ロードクロサイト」と「インカローズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロードクロサイト」とは?
「ロードクロサイト」とは薔薇の花のようなピンク色が特徴の鉱石であり、こちらはマンガン鉱石としても使われています。
「ロードクロサイト」は炭酸塩鉱物に分類される鉱石であり、カルサイト(方解石)の一種に分類することが可能です。
鉱物の硬さを示すモース硬度は3. 5から4となっており、衝撃に弱く割れやすいという性質が特徴です。
「ロードクロサイト」は主にピンク色や薔薇色のものが多く存在しますが、中にはオレンジ、イエロー、グレー、褐色のものも存在します。
「ロードクロサイト」の語源はギリシャ語であり、意味は「バラ色」となっています。
「インカローズ」とは?
「インカローズ」とはインカ帝国でよく採掘されていた「ロードクロサイト」を表す言葉であり、この2つは成分的に同じ鉱石となっています。
「インカローズ」は薔薇のような模様しているものが多く、このことから宝石やアクセサリーによく使われることで人気です。
インカ帝国とは南アフリカのペルーを中心として15世紀から16世紀まで繁栄した国であり、アンデス文明最後の先住民国家として知られています。
「ロードクロサイト」と「インカローズ」の違い
「ロードクロサイト」と「インカローズ」はどちらも同じ鉱石ですが、模様や形状が違うことから色々なものに使われています。
「ロードクロサイト」はマンガン鉱石として使われることが多く、工業や電子製品に使われています。
「インカローズ」は綺麗なバラの模様があることからアクセサリーやジュエリーとして人気です。
まとめ
「ロードクロサイト」と「インカローズ」はどちらも同じ鉱石であり、様々な場所で使われています。
またこの2つはパワーストーンとしても人気があります。