この記事では、「舌足らず」と「言葉足らず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「舌足らず」とは?
 流暢に話せない人のことを「舌足らず」【したたらず】といいます。
 人よりも舌をうまく動かせないため、いまいち何を話しているか聞き取り難いのです。
 このようなところから、物言いがしっかりできない人を指して、話しの内容が相手に伝えられません。
 この滑舌が悪くなる原因としては舌の筋力が低下しているか、舌小帯が人よりも長さが足りないかです。
「言葉足らず」とは?
 人に説明するとき、表現が足りないことを「言葉足らず」【ことばたらず】といいます。
 十分に言葉として伝えていないため、相手に誤解を与えてしまう話し方を指すのです。
 話す側の話し方や言葉の選び方がいまいち十分に足りていなければ相手は耳だけで状況を把握し、想像しなければなりません。
 ですが、面倒なので簡単に話そうとするあまり、理解しにくい状態になるのです。
「舌足らず」と「言葉足らず」の違い
「舌足らず」と「言葉足らず」の違いを、分かりやすく解説します。
 舐めらかに舌を動かせないので、何を言っているかしっかり相手に内容が伝わらないことを「舌足らず」といいます。
 もう一方の「言葉足らず」は十分に内容を伝えられない話し方を指すのです。
 聞く方にうまく状況を説明できていないため、何がどのような状態であるかが伝わりません。
「舌足らず」になるのは舌の長さが短い、筋力といったものが原因ですが、「言葉足らず」は話すときの言葉の数が少ないところが理由になります。
「舌足らず」の例文
 ・『舌足らずな部下は一生懸命状況を説明するが、うまく聞き取れない』
 ・『舌足らずでは職場に迷惑をかけてしまうので、手術することにした』
「言葉足らず」の例文
 ・『弟は言葉足らずで、誰と何をして楽しんだかよく分からなかった』
 ・『言葉足らずで企画の内容が伝わらず、誠に申し訳御座いませんでした』
まとめ
 足りないところは同じですが、「舌」と「言葉」の違いにより何がどう異なるか決まってきます。
 どういった場面で違うところが出てしまうのか、専門サイトを調べてみるといいでしょう。



