この記事では、「先見力」と「空想力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先見力」とは?
「先見力」は「せんけんりょく」と読みます。
意味は、「現在の状態を見て、将来どうなるかがあらかじめ分かる働きがあること」です。
人や物の現在の様子を見て、これから先良くなるか、悪くなるか、どの様な方向性になるかなどを身通す力があることを表します。
「先見力」の言葉の使い方
「先見力」は名詞として「先見力がある・ない」「先見力が高い」などと使われます。
「先」は「さき」とも読み「空間的にいちばん前の方」「ある時点より前」という意味、「見」は「み(る)」とも読み「目で見る」「物のみかた」「考え」という意味、「力」は「ちから」とも読み「肉体的、精神的なちから」「その物に備わる働きや勢い」という意味、「先見力」で、「ものごとの未来を見通す働きがあること」になります。
「空想力」とは?
「空想力」は「くうそうりょく」と読みます。
意味は、「現実にはないことを、頭の中であれこれ思い浮かべる働きがあること」です。
全く情報がない状態から具体的なイメージを思い浮かべたり、現実にはありえないことを考えつく力があることを表します。
「空想力」の言葉の使い方
「空想力」は名詞として「空想力がある・ない」「空想力が豊か」などと使われます。
「空」は「そら」とも読み「大空」から転じて「中身・根拠がない」という意味、「想」は「心に思い浮かべる」「思いめぐらす」という意味、「力」は「その物に備わる働きや勢い」という意味、「空想力」で「実体や根拠がないことを心に思い浮かべる働きがあること」になります。
「先見力」と「空想力」の違い
「先見力」は「ものごとの未来を見通す働きがあること」です。
「空想力」は「実体や根拠がないことを心に思い浮かべる働きがあること」です。
まとめ
今回は「先見力」と「空想力」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。