「先輩」と「パイセン」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「先輩」と「パイセン」の違いとは?違い

「先輩」「パイセン」ではどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「先輩」「パイセン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「先輩」とは?

「先輩」とは、「自分よりも経験が長い人」を指す言葉です。

ある集団に自分よりも先に属していた人や特定の分野で自分よりも早く始めていた人など、自分よりも先にやっていて経験が長い人を表します。

一般的には自分から見て上にいる近しい人に対して用いる表現ですが、直接的な関わりがなくても自分よりも早く始めていた経験豊かな人であれば「先輩」です。

基本的に自分より経験豊かな人には敬意を払いますが、ジャンルによっては経験の長さがあまり重要視されず特別な敬意を示さず対等に接する場合もあります。

具体的な期間については特に関係がなく、30年以上経験に差がある人もたった1日しか違わない人も自分よりも早く始めていれば「先輩」に当たります。


「パイセン」とは?

「パイセン」とは、「自分よりも経験が長い人のくだけた言い方」です。

ある言葉がスラング化する時のルールとして「語順転倒」というものがあります。

簡単に言えば言葉の前後を入れ替える変化のことで、モデルを「デルモ」六本木を「ギロッポン」というように語順を入れ替えることで本来の言い方よりも軽みのある言い方に変えるやり方です。

「パイセン」「先輩」の語順を前後入れ替えたスラングに当たります。


「先輩」と「パイセン」の違い

「先輩」「パイセン」の違いを、分かりやすく解説します。

「先輩」「パイセン」の違いは「重み」です。

「先輩」は言葉遣いとして正式な言い方であり重鎮や大御所に対しても用いられます。

「パイセン」は非常にくだけた言い方で意味は「先輩」と同じですが言葉に含まれる尊敬や憧れなどの重みがなく敬意のニュアンスはほとんど感じられません。

「先輩」は正式な場面でも使える言葉なのに対し「パイセン」はきちんとした場面では使わないスラングである、というのが2つの違いです。

「先輩」の例文

・『頼りになる先輩』
・『新設校なので先輩がいない』

「パイセン」の例文

・『パイセンによろしく言っておく』
・『明るくて楽しいパイセンだ』

まとめ

「先輩」「パイセン」の意味はほぼ同じですがニュアンスが全く違います。

使う場面を間違えると大変な失礼になるので注意してください。

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