「そりが合わない」と「馬が合わない」の違いとは?分かりやすく解釈

「そりが合わない」と「馬が合わない」の違いとは?違い

この記事では、「そりが合わない」【そりがあわない】と「馬が合わない」【うまがあわない】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「そりが合わない」とは?意味

相手と気が合わないことを「そりが合わない」【そりがあわない】といいます。

由来は、中世の武家では刀を鞘にしまおうとしたところ、反りの問題で入らなかったということからきている言葉です。

刀と鞘はそれぞれ職人の手作りであるため、機械で作ったようにすべてが同じ太さ、長さに作れないのが難点です。

そのため、鞘が刀の曲がり方によって反りが合わなければしまえないところから、人と気心が合わずに苦労するさまを言い表します。


「馬が合わない」とは?意味

乗馬する人が馬にまたがったはいいですが、どうも騎手と息が合わせられないとき、振り落としてしまうことから「馬が合わない」【うまがあわない】と例えます。

このことが転じて、相性が悪い人との関係を「馬が合わない」といって疲れるさまを言い表すわけです。

とくに、人間関係がうまくいかないと思う相手とのやり取りに悩むときよく使われている言葉です。


「そりが合わない」と「馬が合わない」の違い

「そりが合わない」「馬が合わない」の違いを、分かりやすく解説します。

どうやっても気心が合わせられないと思う相手との関係に嫌気がさすことを「そりが合わない」です。

もう一方の「馬が合わない」は、思考や考え方がまったく合わずに苦労するとき使われているという違いがあります。

まったく趣味も違う、考えていることも違っている相手とはどうやっても合わないと伝えるわけです。

「そりが合わない」の例文

・『そりが合わない人とは、考え方を合わせようとしても難しい』
・『そりが合わない人とうまく付き合うには、考えを理解すること』

「馬が合わない」の例文

・『相撲好きの彼と映画好きの私は馬が合わない』
・『社交的な私は、内向的な妹と馬が合わずに困っている』

まとめ

どうも相手と合わないと思うとき使う言葉を2つご紹介しました。

どうやってもうまくいかないと思うときは距離をおくか、反対に合わせるようにしてみるといいでしょう。

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