「事務局」と「事務所」の違いとは?分かりやすく解釈

「事務局」と「事務所」の違いとは?違い

「事務局」「事務所」はどちらも事務に関係がありそうな言葉ですが、それぞれ何を指しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「事務局」「事務所」の違いを解説します。

「事務局」とは?

「事務局」とは、「企業や団体などの組織内において事務を担当する部署」を指す言葉です。


「事務局」の使い方

組織の中で業務を割り振られたそれぞれの部署のことを「局」といいます。

組織における業務分担のうち事務を担当しているセクションが「事務局」です。

事務といっても書類作業や申請手続きといった一般事務ではなく運営事務、つまり組織の運営を担当するセクションを指します。

一般的には団体における統括組織を指すことが多く、大会運営「事務局」など組織内での最高統括機関に使われる呼称です。


「事務所」とは?

「事務所」とは、「事務作業を行う場所」を指す言葉です。

「事務所」の使い方

事務作業する人や事務作業のためのものが置かれている場所を指します。

ビルの一室や建物一棟など事務に使う物理的な存在を指す言葉です。

独立した存在ではなく他の部署や部門が事務作業のために利用する部屋は「事務室」と呼ばれます。

「事務局」と「事務所」の違い

運営事務を担う組織内の部署や部門が「事務局」、事務作業をはじめとした業務のために用意された場所が「事務所」という違いで区別されます。

「事務局」の行う仕事は運営事務なので「事務局」が入居している建物や部屋が「事務所」に当たります。

個人経営の会社など組織内に独立した部署や部門がなく業務に使う建物のみが存在する場合、「事務局」は存在せずそこにあるのは「事務所」だけです。

「事務局」の例文

・『事務局に問い合わせる』
・『事務局が方針を発表した』

「事務所」の例文

・『事務所の中では多くの人が働いている』
・『事務所まで書類を届ける』

まとめ

「事務局」「事務所」は混同されやすい表現ですが表しているものは全く異なります。

それぞれの意味を正しく理解して使い分けましょう。

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