「出し惜しみ」と「出し渋り」の違いとは?分かりやすく解釈

「出し惜しみ」と「出し渋り」の違いとは?違い

この記事では、「出し惜しみ」「出し渋り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出し惜しみ」とは?

「出し惜しみ」は、金品とか、戦力なんかを意図的に相手側に対して差し出そうとしないことです。

よって、「出し惜しみ」は相手側のちょうだいとか必要なんですという部分において意図的に戦力とか金品を出さずに小出しにすることも「出し惜しみ」といいます。

なお、小出しとは、ちょっとずつ出すという意味でいっぺんに渡さずちょっとずつ出すことで相手の藁をもつかむという気持ちを強くする方法だったりします。


「出し渋り」とは?

「出し渋り」は、明らかに嫌な顔をして、金品に物や、戦力を相手側に渡そうとしないことです。

つまり、本気で嫌がっていて、相手側に自分が持つ戦力とか、お金にものを相手に譲ることを嫌うことを「出し渋り」といいます。

なので、この場合、何かと理由をつけて、相手に渡さないというそぶりを見せるのが「出し渋り」です。


「出し惜しみ」と「出し渋り」の違い

両者の違いは、ものを渡すという場合において意図的に渡さない行為であるか、全力で嫌がることであるかです。

「出し惜しみ」は、意図的に相手に渡さないので、意図において相手にありがたみを与えることが可能です。

一方、「出し渋り」は、相手に渡すことが嫌なので理由をつけてとにかく相手に渡らぬようにすることを意味します。

「出し惜しみ」の例文

・『出し惜しみをして相手に塩のありがたさを知らしめる』

「出し渋り」の例文

・『相手に対して塩を出し渋りする』

まとめ

「出し惜しみ」は、考え方の中に相手に対して意図的にものを渡さないことでありがたみを感じてもらったり、苛立たせることで、ものを与えないというプレッシャーをかけることを意味します。

一方で、「出し渋り」は、本当にものを与えるのが嫌なので、理由をつけて相手にものを渡そうとしない行為を意味します。

なので、「出し渋り」は、相手側が完全にものを渡そうと考えなくなると、いかなる理由を使ってでも相手はこちらにものを渡しません。

よって、「出し惜しみ」のほうがまだ物が回ってくる可能性があるのです。

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