この記事では、「肉を切らせて骨を断つ」と「名を捨てて実を取る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「肉を切らせて骨を断つ」とは?
「肉を切らせて骨を断つ(にくをきらせてほねをたつ)」とは、「自分自身も傷つく覚悟で立ち向かい、相手にそれ以上の大きな打撃を与えることのたとえ」という意味です。
強敵に勝つためには、自分が傷つくことを恐れずに大胆に行動しなければならないという教訓です。
「肉を切らせて骨を断つ」の言葉の使い方
「肉を切らせて骨を断つ」は、相手と戦ったり、競ったりする時のことわざとして使われます。
「肉」は「自分自身」、「骨」は「相手」という意味です。
由来は剣道の心構えを表す言葉からきたものですが、転じて現在ではビジネスでより激しい競争に打ち勝つための戦略を表す語として使われています。
基本的に、自分のダメージよりも相手のダメージの方が大きいと見込んで争うことに使われます。
「名を捨てて実を取る」とは?
「名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)」とは、「名誉・体裁を失うことになっても、実質的な利益を得る方を選ぶことのたとえ」という意味です。
人からどう思われても構わないので、より自分の為になったり、儲かる方法を選ぶことを表します。
「名を捨てて実を取る」の言葉の使い方
「名を捨てて実を取る」は、自分の理念を表すことわざとして使われます。
「名」は「世間で良いものであると認められているもの」という意味、「実」は「実際の内容」「実際の結果」という意味です。
「自分の利益になることをする」という自己中心的な考え方の他に、「名声を求めるよりも、本当に質の良い者や、良い結果を求める方が大切である」という解釈もあります。
「肉を切らせて骨を断つ」と「名を捨てて実を取る」の違い
「肉を切らせて骨を断つ」は「自分自身も傷つく覚悟で立ち向かい、相手にそれ以上の大きな打撃を与えることのたとえ」です。
「名を捨てて実を取る」は「名誉・体裁を失うことになっても、実質的な利益を得る方を選ぶことのたとえ」です。
まとめ
今回は「肉を切らせて骨を断つ」と「名を捨てて実を取る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。