この記事では、「独善的」と「独りよがり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「独善的」とは?
誰よりも自分の考え方は正しいと豪語する人を「独善的」【どくぜんてき】といいます。
思い込みが激しく、自分は人よりも正しい判断ができる優れた者と考えるところが忌嫌われる要因になってしまうのです。
行動を起こす際は周囲を気にせず動き、行き先も勝手に決めてしまいます。
職場では「独善的な上司」は状況を把握せず指示したり、事情を組まずに事を進めてしまい部下は振り回されるのです。
「独りよがり」とは?
周囲の意見に耳を傾けて受け入れようとしないことを「独りよがり」【ひとりよがり】といいます。
このように考える人は自説が何よりも正しいと信じるあまり、人の話は信用できないと最初から結論ずけてしまうのです。
「独りよがりな物の考え方」とよく言いますが、まさにその考えに自己中心的さが如実に出ていて、周囲の忠告や助言は一切取り入れません。
「独善的」と「独りよがり」の違い
「独善的」と「独りよがり」の違いを、分かりやすく解説します。
人が待機した方がいいと忠告しても、行動したいと思えば絶対に実行するのが「独善的」な人の考え方です。
もう一方の「独りよがり」は勝手な考え方したり、相手と合わせて一緒に仕事しようとはせず、すべて自分の判断で物事を進めてしまうのです。
時間をかけて対話しては相手と気持ちを通わせる努力はなく、助言を聞き入れずに自分の判断で行動します。
「独善的」の例文
・『独善的な女性と付き合うと自分が駄目になると感じ、別れた』
・『兄は独善的で家族と楽しく行動ができないので孤立する』
「独りよがり」の例文
・『独りよがりな考え方する女上司は部下の信頼を得られない』
・『夫はいつも独りよがりな行動するので、子供から嫌われる』
まとめ
似ている意味で使われる言葉を2つ取り上げました。
どのように使えばより言葉の意味を強めて相手に伝えられるか、学んでみるといいでしょう。
