「ダークヒーロー」と「悪役」はどちらも悪の性質を持つキャラクターを指す言葉です。
この2つはどのような違いで区別すればいいのでしょうか。
今回は、「ダークヒーロー」と「悪役」の違いを解説します。
「ダークヒーロー」とは?
「ダークヒーロー」とは、「悪の性質を併せ持つ英雄的なキャラクター」を指す言葉です。
「ダークヒーロー」の使い方
物語の中において英雄的に活躍するキャラクターを「ヒーロー」といいます。
ヒーローの多くは倫理観に基づく道徳的な存在であり弱い者を助けたり悪人を懲らしめたりなど正義を体現する存在です。
倫理的な存在であるヒーローの中で悪の性質を併せ持つ特異な存在を「ダークヒーロー」といいます。
悪人の命を容赦なく奪ったり財産を目当てに戦ったりなど常識や倫理の枠に収まらないヒーローが「ダークヒーロー」です。
見た目や言動がおよそ英雄らしくなく怪物じみているヒーローも「ダークヒーロー」と呼ばれます。
「悪役」とは?
「悪役」とは、「物語中において悪の役割を担うキャラクター」を指す言葉です。
「悪役」の使い方
物語においては悪事を働いたり人を傷つけたりなど悪の役回りを担うキャラクターを指します。
個別の存在ではなく役回りを指す言葉で、作中において悪い方の立場にいるキャラクターは全て「悪役」です。
「ダークヒーロー」と「悪役」の違い
悪の要素を併せ持つ暗い雰囲気のヒーローが「ダークヒーロー」、悪い役回りが「悪役」という違いで区別されます。
「ダークヒーロー」は雰囲気が暗く一部の言動に悪い部分が見られるもののヒーローにふさわしい善の立ち位置にいるキャラクターなのに対し、「悪役」は個別の特徴や個性とは関わりなく物語上で悪いとされる立場に立っているものすべてを指します。
「ダークヒーロー」の例文
・『新たなダークヒーローが誕生した』
・『ダークヒーローはヒーローよりも人気がある』
「悪役」の例文
・『悪役が魅力的な作品は面白い』
・『悪役の存在感が物語を引き締めている』
まとめ
「ダークヒーロー」と「悪役」は全くの別物です。
混同しないようそれぞれの意味を正しく理解しておきましょう。