「値段が高い」と「値が張る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「値段が高い」と「値が張る」の違いとは?違い

この記事では、「値段が高い」「値が張る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「値段が高い」とは?

商品の作り方や質に対して価格が高く感じたとき「値段が高い」【ねだんがたかい】といいます。

例えば、日常的に使う歯磨き粉が平均300円で買えるところ、600円であれば高いと感じるのです。

また、質があまり良くない革を使った靴が1万円もすれば気軽に買いたいと思えないほど高いと感じますし、いくら希少価値が高くても1房5千円もする葡萄は高く感じて容易に買える果物ではなくなります。


「値が張る」とは?

通常の値段よりも高いと思うことを「値が張る」【ねがはる】といいます。

「値が張るので、容易に手が出せない」といかに高くて買えないと伝えられる言葉です。

反対に、「値が張る酒だが飲みやすい」というように、幅広い年代や性別の人でもすっきり飲める味であるとも伝えられます。

このように、品物の質がいかに優れているか自慢できるほどの良い物であると伝える言葉です。


「値段が高い」と「値が張る」の違い

ここでは「値段が高い」「値が張る」の違いを、分かりやすく解説します。

平均価格よりも倍に近い価格である商品を見たとき「値段が高い」といいます。

数百円で買えるのに、倍もの価格であれば高いと感じますし、数が少ない装飾品であってもかなり高価で手が出ないと思うならどう考えても「値段が高い」と苛立つのです。

もう一方の「値が張る」は品質が良い物であると勧めるときに使う言葉として使われています。

また、「これは値が張る」とかなり値段が高いと伝えられる言葉です。

「値段が高い」の例文

・『いくら天然の鰻でも、1万円する丼は値段が高い』
・『檜箪笥が300万円とはあまりにも値段が高いので買えない』

「値が張る」の例文

・『この日本酒は値が張るが、素材に拘っている』
・『値が張るが、品質には自信があるので買って損はない』

まとめ

同じように値が付く言葉ではありますが、「高い」「張る」に違いがあります。

どのような場面でどう使えばいいかに目を向けて、使い分けてみるといいでしょう。

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