この記事では、「唯一無比」と「唯一無二」の違いを分かりやすく説明していきます。
「唯一無比」とは?
「唯一無比」という言葉は存在しません。
正しい言葉となる「ゆいつむに」と読む「唯一無二」を聞き間違い広まった可能性が高い言葉になります。
確かに「無比」という言葉は存在し、他に比べるものがないことを意味します。
つまり、非常に「唯一無二」に近い意味を持つ言葉になります。
そのため、誤った言葉として、より広まった可能性が高くなります。
「唯一無二」とは?
「唯一無二」とは、一つしかなく二つとないことを意味する言葉です。
「唯一」には、ただ一つだけ、それ以外にはない、といった意味があります。
また、「無二」には、同じものが他に一つもないこと、といった意味があります。
つまり、同じ、たった一つを意味する2つの言葉が組み合わさり、より強調された言葉になります。
例えば、「唯一無二の存在」や「唯一無二の発明」「唯一無二の方法」「唯一無二の思い出」などといった形で用いられます。
類語には、「かけがえのない」や「代用の利かない」「オンリーワン」などがあります。
「唯一無比」と「唯一無二」の違い
「唯一無比」と「唯一無二」の違いを、分かりやすく解説します。
「唯一無二」は正しい言葉。
その誤用が「唯一無比」となります。
そのため、一つしかなく二つとないことを意味する言葉を選ぶ際には「唯一無二」を使用します。
「唯一無比」の例文
・『一見、正解のように思える唯一無比という言葉ですが、実際には存在しない言葉です』
・『初め唯一無比を先生に訂正されて、なぜ、訂正されたのかわかりませんでした』
「唯一無二」の例文
・『私にとって彼は唯一無二の存在です』
・『高校の3年間、仲間と切磋琢磨してきたことは唯一無二の思い出となりました』
まとめ
以上のように、誤った言葉と正しい言葉といった2つの言葉になります。
そのため、誤った言葉を用いることがないように注意する必要があります。