「赴く」と「行く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「赴く」と「行く」の違いとは?違い

この記事では、「赴く」「行く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「赴(おもむ)く」とは?

「赴く」「ある場所や方向に向かって行く」「物事がある方向や状態へ向かう」「従う」「同意する」という意味が含まれています。

別の漢字を用いて「趣く」と表記することもできます。


「赴く」の使い方

「赴く」は動詞として使われています。


「行く」とは?

「行く」「向こうへ移動する」「目的地へ向かって進む」「歩く」「歩いて進む」「通り過ぎる」「年月が経過する」「流れる」など多くの意味を含める言葉です。

「行く」の使い方

「行く」は動詞として使われています。

「赴く」と「行く」の違い

「赴く」「何か目的や動機があってその場所へ行く」というニュアンスを含んでいます。

一方、「行く」は目的や動機の有り無しに関わらず、どこかへ向かうことや今の場所から離れることというニュアンスを含んでいます。

「赴く」の例文

・『経験を積むために、実際に現場へ赴くことになった』
・『彼は他人の言うことを気にせずに心の赴くままに行動した結果、成功を手にすることができた』
・『休養をとったおかげで、病気が快方に赴いたようだ』
・『戦地に赴いた彼は傷を負いながらも無事に生還した』

「行く」の例文

・『今から隣町まで買い物に行く』
・『友達と会うために中心街まで電車で行く』
・『村に行くまでには険しい道を行く必要がある』
・『物事には上手く行くときと行かない時がある』

まとめ

「赴く」「行く」はどちらも「ある方向や状態へ向かう」という意味を含んでいます。

しかし、二語の間にはニュアンスに細かな違いがあります。

「赴く」「何か目的や動機があってその場所へ行く」というニュアンスを含み、「行く」は目的や動機の有り無しに関わらず、どこかへ向かうことや今の場所から離れることというニュアンスを含んでいるということでした。

違い
違い比較辞典