「機構」と「機能」の違いとは?分かりやすく解釈

「機構」と「機能」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「機構」「機能」の違いを分かりやすく説明していきます。

「機構」とは?

この言葉には3つの意味があります。

1つめは、機械などのそれぞれの部分が、お互いに関連しながら働くことです。

メカニズムともいいます。

ある働きを持つ統一のある組織のことを意味します。

2つめは会社や団体などの組織、またその組織の内容です。

会社のようなまとまりのあるもののことを意味します。

3つめは、生物が生命を維持するために備えている仕組みです。

生物は一つのまとまりのある組織といえます。

その組織が持っている仕組みのことを意味します。

たとえば、人間には外部から入ってきたウイルスなどに対抗するための仕組みが備わっています。

その仕組みのことを「免疫機構」といいます。


「機能」とは?

あるものがもともと持っている働きのことです。

全体を構成するそれぞれの部分が持っている、それ特有の働きのことを意味します。

たとえば、心臓は体の一部を構成する部分で、心臓には血液を送り出すという心臓にしかない働きがあります。

もともと心臓が持っている働きで、体の他の部分が代わりにこの働きをすることはできません。

その働きのことが、この言葉が意味するものです。

無生物が持っている働きについても意味しています。

SNSには「いいね」などのボタンがあり、共感したなどの気持ちを伝えることができます。

このようなSNSの働きも「機能」といいます。


「機構」と「機能」の違い

「機構」「機能」の違いを、分かりやすく解説します。

「機」という漢字を使っている点が似ていますが、意味は異なります。

前者は、組織、機械、生物体などの仕組みのことを意味します。

また、統一のある組織のことです。

後者は、それがもともと持っている固有の働きを意味します。

まとめ

「機」という漢字を使用しており、意味も似たようなものに感じますが、一方は組織などのこと、もう一方はそれが持っている働きのことを意味しており、それぞれの言葉の意味は異なります。

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