「武器」と「兵器」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「武器」と「兵器」の違いとは?違い

「武器」「兵器」は双方とも戦闘や軍事に関する言葉ですが、意味が異なるため使い分けることが必要です。

この記事では、「武器」「兵器」の違いを分かりやすく説明していきます。

「武器」とは?

「武器」は、「いくさ」「戦い」「勇ましい」などを示す「武」と、「道具」「入れ物」といった意を表す「器」が組み合わさった熟語で、「戦闘に使用する道具や器具」を意味します。

また、「何かをおこなうための有力な手段」という意味で使われることもあります。


「兵器」とは?

「兵器」「戦闘に用いる機材の総称」を意味します。

広い意味ではコンピューターシステムなど直接的な加害力を有しない器材も含みますが、狭い意味では加害力を有する器材のことを指します。

漢字の「兵」には「軍人」「いくさ」「武器」といった意味あり、「器」には「道具」「入れ物」などの意味が含まれています。


「武器」と「兵器」の違い

「武器」「兵器」の違いを分かりやすく解説します。

「武器」「戦闘に使用する道具や器具の総称」を意味します。

刀剣や銃など相手を攻撃する道具や自分の身を守るための器具を指しますが、防御用の器具は「武具」と呼ばれ「武器」とは区別される場合もあります。

なお、刀剣や銃のほかに斧、槍、吹き矢なども「武器」に該当すると考えられています。

また、「武器」「物事をおこなうための有力な手段」という意味において戦闘以外の場面で使われることがあり、「持ち前の明るさを武器に営業職につく」などのように使用します。

一方、「兵器」「戦闘に使用する機材の総称」を意味します。

「兵器」は大別すると「通常兵器」「大量破壊兵器」に分けられます。

「通常兵器」は大量破壊兵器以外の武器を指し、戦闘機や軍艦、戦車、ミサイル、大砲などが含まれます。

「大量破壊兵器」は破壊力が極めて強大かつ使用の影響が大きい兵器のことを指し、核兵器や化学兵器、生物兵器、毒素兵器などが含まれます。

まとめ

「武器」「戦闘に使用する道具や器具の総称」で刀剣や銃などを示し、「兵器」「戦闘に使用する機材の総称」で戦車や核兵器などを示します。

「武器」が戦闘以外の場面で使われることも覚えておきましょう。

ぜひ言葉の知識を深める参考にしてください。

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