「緻密」と「繊細」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「緻密」と「繊細」の違いとは?違い

この記事では、「緻密」「繊細」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「緻密」とは?

とてもきめが細かい布の目を「緻密」【ちみつ】といいます。

かなり目が細かいと隙間もなく、ぎゅっと詰まった布になりますので、切れにくいのが利点です。

このようなところから、「緻密に話し合って計画を立てた」といえば、細かい部分にまで話をして念入りに物事を進めるといった意味として使われています。

手落ちもない「緻密な計画」は社員を信用させ、会社の信頼にも繋がるのです。


「繊細」とは?

細かいところまできれいに色が塗られている様を「繊細」【せんさい】といいます。

とても細やかな織り方であったり、「上司は繊細な人だ」といかに人の気持ちがよく理解できる性格か伝える言葉にもなるわけです。

使い方は「繊細な色使い」というように、塗り方や作りに対して褒めるときよく使われています。

「繊細な味」と使えば、ダシの旨味や味付けがうまく出ていて美味しいと伝わるのです。


「緻密」と「繊細」の違い

「緻密」「繊細」の違いを、分かりやすく解説します。

とても細かく目が詰まっている布や織り方を「緻密」といいます。

それだけ細かい部分にまで拘った職人の意気込みが感じられる物であると伝えられるのです。

また、細かい部分にまで話し込んで決めた企画や対策であると伝えるときにも使います。

もう一方の「繊細」は素材の特性をよく調べていて、それをいかにうまく出せるように作られているか伝えられる言葉です。

「緻密」の例文

・『2度も会議をやり直さなくていいように、今回は緻密に議論した』
・『緻密な分析力を持つ社員が加わると効率よく作業が進む』

「繊細」の例文

・『繊細な人は中途半端に仕上げるのを嫌い、妥協せず作業する』
・『壷作りする兄は繊細な色と形に拘るところが高く評価された』

まとめ

細かい部分にまで拘るところが素晴らしいと褒めるとき使う言葉を2つ取り上げました。

どのような作りや仕事する人を対象にしているかに目を向けてみるといいでしょう。

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