「訝しむ」と「疑う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「訝しむ」と「疑う」の違いとは?違い

この記事では、「訝しむ」「疑う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「訝しむ」とは?

どこか疑わしいと感じることを「訝しむ」【いぶかしむ】といいます。

駐車場で車内を覗き込んだり、うろうろと辺りを見回しては物色する不審な動きを見せる人に対して怪しいと感じる気持ちを込めた言葉です。

周囲が何か企んでいるのではないかと怪しむ気持ちで目を向けて、不可解な人物を目で追い、何をするか見届けて通報する場合もあります。


「疑う」とは?

相手の言っていることが本当か怪しいと思うことを「疑う」【うたがう】といいます。

話す内容が何回か変わってくるところに不審な気持ちを抱き、本当は事件の犯人ではないかと思う気持ちになるのです。

また、船が沈没してしまうのではないかといった状況であるのに、船長が「沈まない」と言うその言葉を信じられないとき不審に感じます。


「訝しむ」と「疑う」の違い

「訝しむ」「疑う」の違いを、分かりやすく解説します。

やたらと辺りを気にしては挙動不審な動きを見せる人は万引きするのではないか、逃亡犯ではないかと疑うことを「訝しむ」といいます。

この人は目つきが何か企んでいるように見えて怪しい、人には理解しがたい不可解な行動するところが妙に引っかかると思わせる者に対して使う言葉です。

もう一方の「疑う」は状況と相手の話す内容がかみ合っていないので、言っていることが嘘ではないかと不安な気持ちで怪しいと感じます。

「訝しむ」の例文

・『明らかに場違いな鞄を抱えている若い男を訝しむ』
・『見知らぬ人が慌てて倉庫から出て来たので、弟は訝しむ』

「疑う」の例文

・『鞄を抱えて店内をうろつく客が盗みを働いてはいないか疑う』
・『指名手配犯ではないかと疑う警察が本部に連絡を取った』

まとめ

どこか怪しさを感じる人を前にしたとき使う言葉ですが、どのような状況で使うか学び、相手に見合う使い方をしてみるといいでしょう。

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