この記事では、「備忘録」と「忘備録」の違いを分かりやすく説明していきます。
「備忘録」とは?
「備忘録」は「びぼうろく」と読みます。
漢字3文字から成る言葉ですが、「備える」+「忘れる」+「記録」といったニュアンスの組み合わせで構成されることから、「物事を忘れてしまわぬよう備えとして記録しておくための帳面」という意味合いがあります。
「忘備録」とは?
「忘備録」は「ぼうびろく」と読み、「備忘録」ととてもよく似ています。
「忘れないように備えとして記録するための帳面」という意味であることから、「備忘録」と同じニュアンスの言葉となります。
「備忘録」と「忘備録」の違い
「備忘録」と「忘備録」は文字の順番に違いがありますが、意味合いとしては同じ言葉と言えます。
忘れないように記録することを「備忘」または「忘備」と表現でき、「記録するためのもの」が「録」で言い表されているわけです。
また、一般的に用いられるのは「備忘録」で、「忘備録」はあまり使われていないため、言い間違いや書き間違いと受け取られる可能性があります。
「備忘録」と「忘備録」の類語
「忘れないように記録するための帳面」というニュアンスから、様々な類語が考えられます。
・『覚え書き』
・『メモ帳』
・『走り書き』
・『手控え』
・『ビジネス手帳』
このように、手元で記録を取る行動を言い表した言葉が、言い換えとして活用できることが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「備忘録」と「忘備録」は、物事を忘れないために記録しておくための帳面という意味の言葉で、どちらも同じ意味があることが分かりました。
一般的には「備忘録」が使われていますので、覚えておくと良いでしょう。
応用的な備忘録として「ブログ」を活用するケースも多く見られます。
自身で書いたブログ記事を「帳面代わり」にしていると言えるでしょう。
小さなメモ用紙や、切れ端への走り書きでは、紙切れそのものを無くしてしまえば、情報も失ってしまうことになります。
備忘録の保管や管理にも気を配りたいところです。