日本には自然遺産に認定されているところがたくさんあります。
東京だと小笠原が自然遺産ですが、そのようなところに行くとその「風光明媚」な情景に心を奪われてしまいます。
それでは、この「風光明媚」とはどういう意味でしょうか。
また、「花鳥風月」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「風光明媚」と「花鳥風月」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風光明媚」とは?
「風光明媚」とは、「ふうこうめいび」と読み、自然の景色が素晴らしいということを表した言葉です。
「風光」とは「風が光るような自然の光景」という意味で、「明媚」とは「明らかで素晴らしい」という意味になります。
「花鳥風月」とは?
「花鳥風月」とは、「かちょうふうげつ」と読み、自然の情景の素晴らしさを詠嘆するような言葉です。
この言葉は、文字通り自然の中にある花、鳥、風、月の美しさを意味した表現です。
「風光明媚」と「花鳥風月」の違い
「風光明媚」と「花鳥風月」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、自然の美しさや素晴らしさを表現した言葉であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「風光明媚」が山や海などの自然を俯瞰したときの素晴らしさを表しているのに対して、「花鳥風月」とは、自然の移り変わりや、そこで暮らしている生物なども含めたそこにある自然の素晴らしさを表現しているということになります。
「風光明媚」の例文
・『風光明媚な山と海の光景が感動的です』
・『山の上から見る大きな平野の風光明媚さを感じています』
「花鳥風月」の例文
・『四季折々の花鳥風月が日本の素晴らしさです』
・『縁側で座っていると花鳥風月を感じます』
まとめ
この記事では、「風光明媚」と「花鳥風月」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。