「巻き添え」と「とばっちり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「巻き添え」と「とばっちり」の違いとは?違い

この記事では、「巻き添え」「とばっちり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「巻き添え」とは?

たまたまそこに居合わせただけで、相手が起こした問題で損害を受けることを「巻き添え」【まきぞえ】といいます。

例えば、広場に行くと多くの人がいて、将棋倒しになったとき自分も倒れてしまった状況を指すのです。

また、何台もの車が玉突き事故に遭ったとき、自分の車もぶつけられた事実を伝えられます。

このように、ただ通っただけ、いただけで悪い状況に引き込まれるという意味がある言葉です。


「とばっちり」とは?

他人が起こした火災や災難で被害を受けては酷い目に遭ってしまったことを「とばっちり」といいます。

例えば、子供の喧嘩に巻き込まれて、親も酷い目に遭ってしまうその状況を指すのです。

また、自分は悪い行為していないのに、人に呼ばれたので行けば犯人扱いされます。

そんな「とばっちり」の由来は、飛び散った水が服にかかって濡れてしまったところからきている言葉です。


「巻き添え」と「とばっちり」の違い

「巻き添え」「とばっちり」の違いを、分かりやすく解説します。

そこにいただけで危険な目に遭うことを「巻き添え」といいます。

事故や隣の家で事件が起きたとき、「巻き添えを喰った」といった使い方するわけです。

反対に、自らが問題を起こして、たまたまそこにいた人達を巻き込んでしまう場合もあります。

もう一方の「とばっちり」はそばに立っていただけで犯人扱いされたり、悪いことに引きずり込まれる場面で使われている言葉です。

「巻き添え」の例文

・『妹は10年前に起きた電車事故の巻き添えとなった』
・『戦争は多くの民間人を巻き添えにする恐ろしい行為だ』

「とばっちり」の例文

・『妹夫婦の喧嘩のとばっちりを喰らってしまった』
・『店内にいただけで犯人と間違われ、とばっちりを受けた』

まとめ

そこに居合わせただけで酷い目に遭ってしまうという意味がある言葉をご紹介しました。

使い方に違いがありますので、言葉の意味を学び、どのように使うか考えてみましょう。

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