「警戒心」と「猜疑心」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「警戒心」と「猜疑心」の違いとは?違い

この記事では、「警戒心」「猜疑心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「警戒心」とは?

警戒心は、けいかいしんと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、好ましくない事が生じない様に注意して用心するといった意味を持っている警戒の漢字に、こころやほんしん等の意味を有する心の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ警戒心は、危険を回避しようとしたり身を守ろうとする気持ちを表すのです。

特に用心深く慎重に物事に対処しようとする行為に対して、警戒心が強いという表現が使われたりします。


「猜疑心」とは?

猜疑心は、さいぎしんと読むべき言葉です。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、人の言動を素直に受け入れず、企みがあるのではと疑う気持ちを持つという意味の猜疑の漢字に、気持ちとか精神等の意味がある心の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から猜疑心は、相手の言動に不信感を抱き疑いの気持ちを持つ事を示すのです。


「警戒心」と「猜疑心」の違い

警戒心と猜疑心の漢字表記を比較してみると、警戒と猜疑という漢字の違いが存在する事に気付く事が出来ます。

所が3文字目はどちらも心の漢字が使用されており、表現する意味には似ている部分もあるのです。

とはいえ意味のニュアンスには違いがあるので、そこを把握すれば使い分けでミスする事はありません。

ちなみに警戒心は、危険を避けようとする慎重で用心深い気持ちを表すのです。

もう一方の猜疑心は、他者の言動を信用せずに、疑いの気持ちを持ってしまう事を示します。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、指し示す意味合いにも似ている所もあるのです。

ですが意味のニュアンスには相違点があるので、そこを踏まえれば上手に使い分けが出来ます。

まず警戒心は、危険を回避すべく用心深く慎重になってしまう気持ちという意味で使われる言葉です。

対する猜疑心は、他人の言動を素直に受け止めず、疑いの気持ちを持つという意味で用いられています。

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