この記事では、「ヤーレン」と「ソーラン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤーレン」とは?意味
ソーラン節が始まるときの第一掛け声を「ヤーレン」といいます。
ヘブライ語からきている言葉であり、「喜びを歌う」といった意味の「リーネン」が日本に伝わって、頭文字のYが「ヤーレン」と変わって使われるようになりました。
元々、この歌はニシン漁する漁師が歌う曲であり、寒い海の上で少しでも気を高めて自分を元気付けたり、魚がたくさん獲れたときの喜びを掛け声にした言葉なのです。
かつては訳あってイスラエルの移民が日本の地に来て漁師となり、そのときに作った歌になります。
「ソーラン」とは?意味
「ヤーレン」といった後に続く掛け声を「ソーラン」といいます。
ヘブライ語で「一人で歌う者」という意味があり、そこから船の上で孤独に漁師が独唱する歌の歌詞として使われていました。
大勢で大型船に乗って海へと出て、掛け声を掛けながら歌うのではなく、一人で小型船に乗り、荒い波にもまれながら黙々と作業する漁師が歌ったのです。
今にも落ちそうになる過酷な状況下でニシン漁する漁師が、少しでも自分を勇気付けられるように歌った歌詞になります。
「ヤーレン」と「ソーラン」の違い
「ヤーレン」と「ソーラン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ヤサエ・エンヤン・サー」とも言う「ヤーレン・ソーラン」は、「嵐の中でも前を目指して真っ直ぐ進む」といった意味にも解釈できる言葉です。
そんな歌の「ヤーレン」は「喜びを歌う」という意味があります。
ニシンが獲れたときの嬉しい気持ちをこの言葉に表したり、不漁のときは魚が獲れるよう願いを込めて歌い、自分を奮い立たせる言葉です。
もう一方の「ソーラン」は、「一人で歌う者」という意味がある言葉で、船の上で孤独に仕事する漁師の気持ちが強く感じられる言葉に感情が込められています。
まとめ
どちらも同じニシン漁する漁師が歌う歌詞ですが、意味に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫して歌ってみるといいでしょう。