「物は試し」と「駄目で元々」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「物は試し」と「駄目で元々」の違いとは?違い

この記事では、「物は試し」「駄目で元々」の違いを分かりやすく説明していきます。

「物は試し」とは?

「物は試し」とは何事もやってみなければわからないという意味です。

逆にどうなるか実際にやってればわかるという意味で使われることもあります。

それを行動に移すことで成功するか失敗するかはわからないけれど、とりあえずまずはやってみて上手くいくかどうか試してみるという場合に使う慣用句です。

失敗するかもしれないとは思っていても、失敗すること前提ではありません。


「駄目で元々」とは?

「駄目で元々」とは失敗したとしても悪くはならないからとりあえずやってみるということです。

失敗する可能性がある程度高いと思われることに対し、挑戦して失敗しても挑戦しなくても同じなので、運良く成功する可能性があるだけ挑戦したほうがマシという理屈として使われます。

やってもやらなくても同じならやってみて上手くいったら儲けものと、失敗する可能性の高い行動を促すために使われます。


「物は試し」と「駄目で元々」の違い

「物は試し」「駄目で元々」の違いを、分かりやすく解説します。

上手くいくかどうかわからないからやってみようというのが「物は試し」で、上手くいかなくてもやらないのと同じだからやってみようというのが「駄目で元々」です。

「物は試し」は成功する可能性がどれだけあるかわからない場合に使いますが、「駄目で元々」は失敗する可能性は高いことを承知の上で行動する場合に使われます。

「物は試し」の例文

・『思いついたことを物は試しでやってみるのが重要だ』
・『初めて見る食べ物だけど物は試しで食べてみる』

「駄目で元々」の例文

・『駄目で元々と一流企業の求人に応募する』
・『壊れた椅子を駄目で元々で修理してみた』

まとめ

「物は試し」は失敗する可能性がどれだけあるかわからないからとりあえずやってみる、「駄目で元々」は失敗してもやらないのと同じだからやってみると、微妙なニュアンスの違いですが確かに違いがあります。

「物は試し」の方が成功する勝算があり、「駄目で元々」は失敗する可能性の方が高い場合に使うことになるでしょう。

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