戦いの中では多くの作戦が選択され、実行されます。
その中でも多くの戦いで実際に実行されてきて、ある程度の効果が認められたものとして「陽動作戦」というものがあります。
それでは、この「陽動作戦」とはどういう意味でしょうか。
また、「偽旗作戦」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「陽動作戦」と「偽旗作戦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「陽動作戦」とは?
「陽動作戦」とは、「ようどうさくせん」と読み、わざと目立つようなことをして、それに気を取られている隙に別の方向から攻めるような作戦のことを表す言葉です。
「陽動」という言葉には、「明らかな動き」という意味があるために、この表現が使われています。
「偽旗作戦」とは?
「偽旗作戦」とは、「にせはたさくせん」と読み、自分たちがすでに大きなダメージを受けていて、戦えないように偽って油断させる作戦のことを表す言葉です。
元々は、降参を意味する白旗を挙げて、近づいていって、相手が油断したところに攻撃を仕掛けるということからきています。
「陽動作戦」と「偽旗作戦」の違い
「陽動作戦」と「偽旗作戦」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何かを偽って相手を油断させる戦法のことを表す言葉であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、偽ることが「本来の目的」であるのが「陽動作戦」であり、偽ることが「本当の戦力」であるのが「偽旗作戦」であると言えるでしょう。
「陽動作戦」の例文
・『今回の新製品の発売は陽動作戦です』
・『陽動作戦とは囮になる行動が必要です』
「偽旗作戦」の例文
・『偽旗作戦のように白旗をあげましょうか』
・『偽旗作戦とは相手を欺く作戦です』
まとめ
この記事では、「陽動作戦」と「偽旗作戦」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。