「バーチャルシンガー」と「ボカロ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「バーチャルシンガー」と「ボカロ」の違いとは?違い

この記事では、「バーチャルシンガー」「ボカロ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バーチャルシンガー」とは?

「バーチャルシンガー」とはクリプトン・フューチャー・メディアのボーカル用音源ソフトシリーズやそのキャラクターを指す言葉です。

初音ミクなど6人のキャラクターがいます。

クリプトン社が初音ミクを出すにあたりつけられた呼称であり、同社からその後に続けて出されたボーカル用音源ソフトも、シリーズの名前はバーチャルシンガーシリーズです。

またここから他の企業の製品であるボーカル用音源ソフトもバーチャルシンガーと呼ばれることもしばしばあります。


「ボカロ」とは?

「ボカロ」とは音声合成エンジンであるVOCALOIDの通称です。

ヤマハが開発した音声合成技術であり、実際に人から収録した音声を使い、音声ライブラリとして歌声を合成するので自然な歌声を作ることができます。

このエンジンを使用した音源ソフトも多く、先に説明したバーチャルシンガーもその一つです。

またボーカル用音源ソフトの知名度を爆発的に広めた初音ミクがこのエンジンを使用していたことから、ボーカル用音源ソフト全般を指す言葉としても使われています。


「バーチャルシンガー」と「ボカロ」の違い

「バーチャルシンガー」「ボカロ」の違いを、分かりやすく解説します。

クリプトン社が制作したボーカル用音源ソフトシリーズやそのキャラクターが「バーチャルシンガー」で、それにも使われていた音声合成エンジンの略称が「ボカロ」です。

「バーチャルシンガー」はエンジンとして「ボカロ」を使っていましたが、現在はボカロ以外のエンジンで歌うバーチャルシンガーもあります。

まとめ

クリプトン社が出している歌を歌わせる音声合成ソフトの、商品となっているキャラクターとしての扱いが「バーチャルシンガー」で、合成エンジンが「ボカロ」というのが元々の違いと言えます。

また両方ともボーカル用音源ソフト全般を指す俗称としても使われていますが、そういった俗称としては「バーチャルシンガー」の方が比較的新しく、「ボカロ」の方が以前から使われていた呼び方です。

違い
違い比較辞典