沖縄には、独特な食べ物や飲み物がたくさんあります。
その中でもポピュラーなのが「うっちん茶」や「さんぴん茶」という飲み物で、コンビニやスーパーなどでも購入することができます。
それでは、この「うっちん茶」とはどういう意味でしょうか。
また、「さんぴん茶」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「うっちん茶」と「さんぴん茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「うっちん茶」とは?
「うっちん茶」とは、沖縄で一般的に飲まれているもので、ウコン茶のことを指すものです。
ウコンを表す「鬱金」を「うっちん」と読んだことからこの名前になりました。
ウコンとは生姜の仲間で最も有名なのはカレーのスパイスの一つとしてその黄色を作り出す「ターメリック」と同じものです。
「さんぴん茶」とは?
「さんぴん茶」とは、沖縄で一般的に飲まれているもので、中身はジャスミン茶と同じものです。
台湾で多く飲まれているジャスミン茶のひとつである「香片(シャンペン)」から「さんぴん」になったと言われています。
暖めたお茶の葉に乾燥したジャスミンの花をのせて香りを移すことによって作られます。
「うっちん茶」と「さんぴん茶」の違い
「うっちん茶」と「さんぴん茶」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、主に沖縄で一般的に飲まれている飲み物であることは同じですが、もともと違うものです。
既に解説したように、「うっちん茶」とは「ウコン茶」、「さんぴん茶」とは「ジャスミン茶」のことです。
したがって、それぞれ原料も製法もまったく違う飲み物です。
ただ、沖縄以外ではこの2つの飲み物はそれほどポピュラーではなく、ジャスミン茶はともかく、ウコン茶に関しては普通のスーパーなどで見つけるのも難しいものです。
そのことから、これらの飲み物が沖縄の飲み物の文化の一部を担っているという面では非常に重要です。
まとめ
この記事では、「うっちん茶」と「さんぴん茶」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、沖縄で簡単に手に入るものです。
ほかにも沖縄のコンビニには簡単に作ることができる生の沖縄そばや、氷で作られたぜんざいなどの独特な食べ物や飲み物が豊富なので試してみるのも良いでしょう。