「全国」と「全土」の違いとは?分かりやすく解釈

「全国」と「全土」の違いとは?違い

この記事では、「全国」【ぜんこく】と「全土」【ぜんど】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「全国」とは?意味

日本の国全体を指すのが「全国」【ぜんこく】です。

日本全体を意味している言葉であり、北から南まで多数の島を含めたものを「全国」というわけです。

使い方としては、「全国におよぶ」といかに広範囲に花粉や黄砂が飛び散るか天気予報で伝えて注意を促します。

「全国の天気」というときは主要都市の天候を分かりやすく伝えますし、「全国のみなさん」と呼びかけるときは日本全体に住む国民に訴えられる言葉です。


「全土」とは?意味

その国の土地全体を「全土」【ぜんど】と呼び、日本全国の土地を表す言葉になります。

国土の全体を指し、いかにその自然災害の威力が凄まじかったかを伝えるわけです。

使い方としては、「日本全土が震撼した」というときは日本に住むすべての人が驚き、震えるほどの衝撃が起きたということが分かります。

「日本全土に影響する被害」は気温や標高などに関係なく、台風がすっぽり島まで包み込むほどの大きさであったと伝わるでしょう。


「全国」と「全土」の違い

「全国」「全土」の違いを、分かりやすく解説します。

国全体を意味するのが「全国」であり、日本国に登録してある都道府県すべてを指すとき使われている言葉です。

「全国的に暑い」といえば北海道から沖縄周辺にある島々まですべてを含めて「全国」といいます。

もう一方の「全土」は、その国のすべての土地を指す言葉であり、主に自然災害の被害を伝えるとき使われている言葉です。

「全国」の例文

・『天気予報で全国的に気温が下がるというので、毛布を掛けて寝た』
・『診療所で受けられる無料の予防ワクチンの受付を全国で開始した』

「全土」の例文

・『日本全土をすっぽり覆う大型台風がゆっくり北上した』
・『凶悪犯が起こした今回の事件は、日本全土を震撼させた』

まとめ

どちらも広い範囲を指しますが、使う場面や何が起きたかによって当てはまる言葉が違ってきますので、自分なりにうまく選んで使ってみるといいでしょう。

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