この記事では、「無駄」と「余計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無駄」とは?
「無駄」は「むだ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「やっても全く役にたたないこと」という意味です。
2つ目は「無駄口(むだぐち)」の略で、「意味のないおしゃべり」という意味です。
「無駄」の言葉の使い方
「無駄」は名詞・形容動詞として「無駄だ・である」「無駄にする・した」「無駄金」などと使われます。
「無」は「な(い)」とも読み「存在しない」「~でない」という打消しの意味、「駄」は「馬に荷物を負わせること」「つまらない」「値打ちがない」という意味、「無駄」で「馬に荷物を負わせないこと」、つまり「利益にならないこと」「役に立たないこと」になります。
「余計」とは?
「余計」は「よけい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物が必要な数より多くあること」という意味です。
2つ目は「普通より数量や程度が大きいこと」という意味です。
3つ目は「必要な程度以上で迷惑なこと」という意味です。
「余計」の言葉の使い方
「余計」は名詞。
形容動詞として「余計だ・である」「余計に買う」「余計なお世話」などと使われます。
「余」は「あま(る)」とも読み「必要な分をこえて残る」「目当てのものから外れた部分」という意味、「計」は「はか(る)」とも読み「数量を数える」という意味、「余計」で「数量が必要以上に残る分」になります。
「無駄」と「余計」の違い
「無駄」は「役に立たないこと」です。
「余計」は「数量が必要以上に残る分」です。
「無駄」の例文
「無駄」の例文は以下の通りです。
・『だらだらして無駄な時間を費やす』
・『ギャンブルで無駄金を使う』
・『今から申込んでも無駄だ』
「余計」の例文
「余計」の例文は以下の通りです。
・『お弁当が一人分余計だった』
・『彼女は余計なことまでしゃべるので苦手だ』
・『余計なお世話はやめて欲しい』
まとめ
今回は「無駄」と「余計」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。