「無能」と「低脳」の違いとは?分かりやすく解釈

「無能」と「低脳」の違いとは?違い

この記事では、「無能」「低能」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無能」とは?

「無能」「むのう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目「あることを成し遂げる力量や才能がないこと」という意味です。

2つ目は「組織の中で役に立たない人のこと」という意味です。


「無能」の言葉の使い方

「無能」は名詞・形容動詞として「無能だ・である」「無能な上司」などと使われます。

「無」「な(い)」とも読み「存在しない」「~でない」という打消しの意味、「能」「ものごとを成し遂げる力」「ものごとを理解して応用する脳の働き」という意味、「無能」「ものごとを成し遂げる力がないこと」になります。


「低能」とは?

「低能」「ていのう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「知能の発達が遅れていること」という意味です。

2つ目は「人を見下したり侮蔑する時のたとえ」という意味です。

「低能」の言葉の使い方

「低能」は名詞・形容動詞として「低能だ・である」「低能な奴」などと使われます。

「低」「ひく(い)」とも読み「位置が下の方」「程度や価値が下である」という意味、「能」「ものごとをなしうるだけの力がある」「特定の技術に達者なこと」という意味、「低能」「ものごとを理解して応用する脳の働きが低いこと」になります。

「低脳」と表記されることもありますが、一般的ではなく、「低能」の誤用とされています。

「無能」と「低能」の違い

「無能」「ものごとを成し遂げる力がないこと」です。

「低能」「ものごとを理解して応用する脳の働きが低いこと」です。

「無能」の例文

「無能」の例文は以下の通りです。

・『無能な上司の下で働くと苦労する』
・『有名大卒だからと人を無能扱いしないで欲しい』
・『彼は、頭は良いが政治家としては無能だ』

「低能」の例文

「低能」の例文は以下の通りです。

・『この会社は経営陣が低能過ぎる』
・『彼は低能ではなく知識不足なだけだ』
・『子供が低能なので支援学級を考える』

まとめ

今回は「無能」「低能」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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